はじめに
日本から近くて物価が安い!
最近はIT企業の爆進撃も止まらない!
国民全てが”太陽”の様に明るく陽気な国といえば!?
そう、フィリピンです!!!
そんなフィリピンに一時は学生として、現在はお仕事でもお世話になっている私がフィリピンフードをご紹介!
それだけ長い期間いると色々な所で食事する事があります
高級レストランや高級ホテル。
それらで用意される料理は確かに美味い!美味すぎる!
そりゃそうですよ。高級食材や高級な調味料が使われ、外国人の舌にも合うように工夫されて作られていますから!
それに比べ、ローカルのフィリピンフードは良い意味でも悪い意味でもパンチが効いてます!
「日本と比べて衛生面が・・・」
「おばちゃん、指がスープに浸かってる!」
「70ペソ(140円)ね・・・え?70ペソ?これだけ買って!?安すぎワロス」
「なんかスゲ~見た目だな・・・パクリ。え?うっま~~~!」
そんな感じです
個人的にはホテル等で食べる食事もローカルで食べる食事も両方に良さと悪さがあります
ホテルの方は無難だけど、「せっかく海外に来てるのになんか物足りないよな~」感が否めない
ローカルは綺麗くはないけど活気に包まれて現地の熱気という最高のスパイスを味わえる事と冒険感!
皆さんにはどちらも味わって欲しい!
フィリピンは本当に人が優しく、底抜けに明るいです
海外での食事は当たり外れがありますがそれも含めて一生忘れられない思い出になります!
(今回は冒険要素が強いの最後の三つの料理だけです)
ホテルの方は抵抗もなく簡単に試す事が出来るでしょうから今日はローカルフードにスポットを当てて「コレだけは美味しいから食べて!」というフィリピンローカルフードベスト10をご紹介します!
(ちなみに僕と妻はローカルフードの方がよく食べましたがお腹を壊した事は一度もありません。そこは自己責任で!)
いってみよう!フィリピンローカルベスト10(誰もが抵抗なく食べられるフィリピンローカル1~6)
1 シニガン

シニガン(Sinigang)はフィリピンを代表する家庭料理の1つでタマリンドという果実と用いて作られた酸味のあるシチューです。
シニガンはフィリピン中で作られている料理ですが、元々はタガログ人(フィリピンには200を超える部族がいてそのウチの一つ)が発明した料理です
セブ島がある”ビサヤ諸島”やフィリピン南部にあるフィリピン第二の島”ミンダナオ島”で作られるシニガンの味付けは少し変わります(ミョウガの量が多い)
主な材料
- 肉(魚肉・豚肉・牛肉・エビ・鶏肉、どれでも使えます)
- 魚醤
- タマリンド(酸っぱ味がする果実)
- 玉ねぎ
- 唐辛子
- 野菜トマト
2 アドボ

”アドボ”とはタガログ語で”マリネ”という意味です
こちらもフィリピンの代表的な家庭料理です🤗
元々アドボはスペイン由来の料理でスペインではアドバード(肉の漬け焼き)と呼ばれています
材料
- 肉(骨つきの鶏肉か豚足、または両方)
- 野菜(ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、タケノコ)
- エビ
- ゆで卵
これらを多量の酢を使った漬け汁に漬け込んで煮込まれた料理です。
(漬け汁に酢が入っている事で肉がホロホロになり保存性も高まります)
味付けは醤油かパティス、ニンニクや胡椒で仕上げて白ご飯と一緒にカレーのように召し上がってください!
(大量の酢が入ってますが酢の味は殆どしません。基本的には甘辛い印象)
3 シシグ

シシグはフィリピン・パンパンガ州でシシグの女王と呼ばれたルシア・クナナンさんという女性が考えた料理です
Sisig(シシグ)は豚の頭と鳥の肝臓の一部から作られた料理でフィリピン料理には欠かせないカラマンシ、玉ねぎ、唐辛子とお肉をあえた白ご飯にとっても合う料理です
材料①
- 細かく刻んだ豚肉(バラでもモモでもOK)+細かく刻んだ豚レバー(自分で作る場合は苦手なら無しでもOK)
- 全て微塵切りでニンニク、生姜、玉葱、パプリカ(赤・黄色どちらも)、ピーマン、水煮の筍、唐辛子、油(現地ではパーム油が使われるが、サラダ油でもOK)。
合わせの調味料
- 豚骨スープor鶏がらスープ
- オイスターソース
- マヨネーズ
- 醤油
- 料理酒
- 酢
- 砂糖
- カラマンシ
- 塩胡椒(最後の仕上げに)
簡単に言うと材料①を全て細かく刻んで肉から炒め、次に野菜といき、炒まった上から”合わせの調味料”を投入し汁気がなくなるまで炒めて塩胡椒で仕上げです
肉炒め➡︎野菜炒め➡︎合わせ汁投入➡︎汁気が無くなるまで炒める➡︎塩胡椒でフィニッシュ!
シシグは好みによって作り方が本当に沢山あるのでお店によって若干の味の違いはありますが全体的に食べにくい味ではないので不味いシシグに出会うことの方が難しい気がします
(レバーが苦手でなければ大丈夫!)
カラマンシの代わりにレモン汁とかでも充分!家でも簡単に作れるのでチャレンジしてみてください
4 ティノーラ

Tinola(ティノーラ)はフィリピン生まれの生姜スープです!
こいつもとにかく煮込みます!
肉がこそげ落ちてボロボロになるまで煮込みます
ティノーラの特徴はスープ自体に調味料を沢山は加えません。
「少し薄いかな?」くらいのスープに煮込み倒したお肉の出汁がミックスされて丁度良いあんばいに仕上がります
辛味も癖も強くないこのスープはフィリピン料理としては少しパンチが効いていない分、多くの日本人の舌にあうと思います
ご飯にぶっかけてお召し上がりください!
材料
- コンソメ (1個)
- 玉ねぎ (1個〜2個お好みでどうぞ
- 生姜 (2個)
- ナンプラー(適量)
- 塩胡椒 (少々)
- ニンニク (大2~3個)⬅︎好みです
- 鶏肉 (800グラム)
- 水 (少々)
①生姜、玉ねぎ、ニンニクを細かく切り、鶏肉は一口サイズに!
②ニンニクと生姜を軽く炒めてから玉ねぎと鶏肉を投入&炒める
(後から煮込むため、炒めすぎない)
③水を投入(全部がギリギリ浸かるくらい)して沸騰させたら少~中火にして30分〜40分煮込む
④ナンプラー&コンソメを投入
⑤塩胡椒でフィニッシュ!
5 アロスカルド

アロスガルドはフィリピン最強のお粥です!
骨つき肉の出汁を効かせた優しいお粥はお酒を飲んだ後の締めにも翌日の二日酔いにもバッチシ!
(パンチを効かせたい方はガーリックをたっぷり入れると風味も味もパンチが効きます!)
僕は軽く醤油を垂らすのが好みです😋
(好みでウコンパウダーを入れる強者もいます!)
フィリピンは一年中暑い国ですがフィリピンの人達は特に夏場に好んで食べるみたいです
(やっぱ夏場は相当に暑いのでビールを飲みすぎてしまって二日酔いになりやすいのかな?🤔)
6 ルンピアシャンハイ

ルンピア・シャンハイ・・・
こいつほど頻繁に屋台で見かけた料理もありません!
見た目の通り細身の春巻きみたいな感じなんですが中のお肉の種類はお店によって変わります。(一番人気はひき肉がタップリ入ったルンピア・シャンハイです)
フィリピン人からすればパーティーにも欠かせない料理で僕が参加したパーティーでは98%登場していた人気者です!
値段も安く、オカズにもオヤツにもなる憎い奴なので是非お試し下さい!
行ってみよう!少し癖の強い本気のフィリピンローカル7~10!
7 ピニピカン(鶏を生きたまま捌いてまるごと煮込んだスープ)


「Pinikpikan(ピニピカン)」はフィリピンの「サガダ」という地方で生まれた郷士料理です

魚介系のスープにインゲンとズッキーニとチキンが一匹丸ごと入ってまして、大体のお店ではセットでご飯がついて100~150ペソ(200円~300円)くらいです
また山岳地帯のバギオや世界遺産の街ビガンのツアー会社の中には生きた鳥をツアー参加者の前で絞め、それをピニピカンにし、昼食として出す会社もあります
”生命を終わらせ我々が生きる為に生命を頂く”という「生を食する体験」を経験する機会は日本で生活していれば中々お目にかかれない事です
フィリピンの天空都市「バギオ」にご旅行の際はこのローカルフードを美しい大自然の中で生を思いながら頂くのも良い経験になるかもしれませんね!
8 シナグラオ(牛の腸のスープ)

う~ん、このスープは結構強烈!
(フィリピン人の旦那を持つ超冒険好き・ローカル飯好きなコノミ(Konomi Hatta)さんですらキツイと言っている・・・)
このシナグラオは牛の腸のスープなんですが、我々日本人からすれば苦いんですね
フィリピン在住の日本人の知り合いとか結構いるんですけど彼らに「フィリピンのオススメローカルフードある?」とかって結構尋ねるんですがこの料理の名前が日本人の口から出てきたことはまだ無いですね・・・
ではなぜ載せたかというと、現地の人には超大人気なんです!
ここまで書いた僕としても責任は取れませんが一口食べてみて「美味い!」と貴方が感じることが出来たら他の旅人っぽい日本人にも少しドヤ顔できるかも・・・
(外国人が現地の物を美味しそうに食べていたら現地の人も喜んでくれます!良い出会いは同じ習慣を味わう事から!
トライしてみてください・・・・
とは俺も好きじゃ無いからよう言えんなぁ・・・・
9 ディヌグアン(鳥の血)


もはや、「血」って言ってますからね 笑笑
これはフィリピンではバロットと並んで日本人からすれば高過ぎる壁かもしれません
血を食するという文化はフィリピンだけではなく、タイやオランダでもある事です
そういった国では血の鮮度?新鮮さを保った状態で「血」売られています
(フィリピンのそういった保存状態は日本人のひ弱い胃や腸には少し危険かもしれませんが)
これまでに紹介してきた料理の調味料として頻繁に登場した「酢」なんですがフィリピンの人達はこの「酢」の成分を活かすのがとても上手なんですね
味的にもそうですし保存方法としても非常に「酢」を頻繁に使います
そのお陰でこの「血」の料理もビックリするくらい生臭さとかは無いんですね。
気合が必要なのは最初の一口目だけでいざ口に入れてしまえば拍子抜けするくらいに「中々に行ける煮込み料理」と言えてしまうでしょう。
血を食べる為に酢を使う。
う~む、フィリピン人の知恵には驚かされるばかりですなぁ~
10 ディナクダカン(豚の脳みそ)

はい、最後です
生きたままの鳥➡︎牛の腸➡︎鳥の血からの脳ミソで仕上げですわ
脳ミソはカニ以外で食べた事はなかったですね~
このディナクダカンはフィリピンのイロカノで生まれた料理で、豚の脳味噌や他の部位とカラマンシー、ドレッシング、玉ねぎ、チリペッパー、甘いマヨネーズを混ぜて作る郷士料理です
ディナクダカンは、苦みなくて美味しいです!例えるならタン塩!ご飯にも合うし、お酒のつまみにもよさそうです✨
デザート系なら
タホ

みんな大好きフィリピン生まれの可愛いスイーツ「タホ」
タホは豆腐(日本で言えば絹豆腐みたいな感じ)の上に様々な味のシロップとタピオカを乗せて頂くスイーツです
日本にも専門店とかあって、詳しいことはこっちの記事に書いてるので良かったら見て下さい!
https://atguriwith.com/2020/07/05/【フィリピン名物タホ!】バギオ限定のストロベ/
ギナタアン・ビロビロ

ギナタアンはフィリピン・タガログ語で「ココナッツミルクで煮た」という意味です🤗
(ビロビロは”お団子”という意味)
ですのでギナタアン・ビロビロは”ココナッツミルクで煮たお汁粉”って事です
先ほどのタホの紹介ブログに掲載している東京高円寺のタホ屋さん「303 mAtcha LaB」さんでこの「ビロビロ」も発売されたみたいです!
ココナッツミルクにたっぷりと含まれているビタミンCはコラーゲンを作ってくれる大切な要素なので美肌効果にも最適です!
特に女性の型でフィリピンに来られた方にはオススメですね
(日本でも作れるみたいでレシピもインターネットに沢山掲載されていましたので興味がある方は調べてみても良いかも!)
ハロハロ

ハロハロはフィリピンのパフェです
Halo(ハロ)とはタガログ語で”混ぜる”という意味ハロハロで混ぜこぜという意味になります
(タホとかビロビロとかカワユイ名前が多いですが、このハロハロもキュンっ!としますよね😘
”かき氷”が大好きな僕としてはこの”ハロハロ”が一番好きかも!
っていうかほぼ”かき氷”です 笑笑
材料
- かき氷
- ミルク
- 好きな果物
- 甘く煮た豆・芋類
- アイスクリーム
- ゼリー
- ナタデココ
- タピオカ
- ココナッツ
- プリン
- トウモロコシ
などありとあらゆるデザートをハロハロしまくったスイーツですね!
そして、なんとこのハロハロの起源は日本から伝えられたという諸説もあるんです!
明治末期に日本から「からゆきさん」という人がフィリピンを第二の人生を過ごす場所とし、フィリピンで甘味屋商売を始めたのがキッカケと言われています
一周回っての逆輸入なのかもしれないこのハロハロが日本人に馴染みやすいのも「かき氷」を原点として造られた物だからなのかもしれませんね!
(かき氷をはるかに超えた材料の量やけどな)
バナナキュー

最後です!
フィリピンのオヤツと言えばこれです!
有名なバナナの生産地としても有名なフィリピンは全世界で3位のバナナシェアを誇っています!(1位はインドで2位は中国)
フィリピンのバナナは本当に新鮮でそのまま食べてもめちゃくちゃ美味しいです!
そんなバナナを豪快に竹串で串焼きにして売られており、フィリピンの露店で売られているスイーツの代表格です!
フィリピンで友達が出来たら待ち合わせの時に買っていってあげると喜ばれますよ~
(恋が生まれるかも、ポ🤭)
まとめ
「美味い物を喰らう!」って本当に幸せな事です!
自分の若い時を思い返せば腹が膨らめばなんでも良くて、脂っこいものや味の濃いものを好んで暴飲暴食してたなぁ〜
それはそれで良かったと思います
最近38歳になりました。
若い頃と違って「なんでも来い!」って言えない事も増えてきて、自分の未来やこれまでの失敗に儚さを感じる事もあります
それでも好きな事をしながら生きたい!
「まだまだドキドキしたいんだ」と心が叫んでる(え〜加減におさまってんか〜)
もう若くない自分にも人を感動させる新しい事は出来るのか?
工夫も大事だけど簡単な事の積み上げも出来ない人間に都合え〜時だけ工夫なんて出来るのだろうか?
今の自分の仕事ぶりはどうだろう?シッカリと積み上げてると言えるのか?
そんな事を1日の中でよく考えるようになったから食に関しても「味わい方」がわかってきたような気がします
「お!この季節の料理、美味いな。コレ作ってくれた大将は何をどんな思いで積み上げてきたんやろう?」
そんな事を感じながら胃袋を満たす事に幸せを感じます
そんな素敵な食事の現場が世界中にあって、様々な形をしていて・・・
こんな素敵な事はありまへんな!
日本料理、フィリピン料理、世界の料理を食べましょう
世界のローカルフードにはそれぞれ歴史があり、食と共に歴史も楽しむ事ができれば・そんな余裕を生み出せれば、これからの自分達の人生も豊かになっていくのではないでしょうか?
最後は硬く、ヘタクソな文章になってしまいすまへん🙇♂️
可能ならばこれからも世界中の言葉で「ご馳走様でした」といい続けたいものです
それでは皆さんにもハッピーなお食事の時間と素敵な人生(独身の人には良いお相手)が訪れる事を祈りつつ失礼いたします
※取材協力 フィリピンに恋してしまったキュートな女の子 コノミちゃん(Konomi Hatta )
彼女のブログへGO💞
https://bit.ly/2O1mPmn